23.11.20
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大切な観葉植物の冬越し対策

早いもので今年も残り一月半を切りました。年賀状を出さなくなったせいか今年の干支がパッと出てこないこの頃。こんにちは。source storeのTです。さて、今回は冬を迎えるにあたり、観葉植物の冬越しについて難しく考えずコレだけやっておけば大丈夫といったポイントをご紹介できればと思います。

■はじめに                                    

観葉植物は気温が高い地域が原産のものが多いです。暖かい地域で育ってきた観葉植物にとって日本の冬は苦手な季節。多くの子たちはお休みモードになり生長は緩慢になります。植物も春に備えて省エネモードになる感じなので、管理をきちんとすることで大切な植物とお過ごしいただけます。

■水やりについて

 

植物が省エネモードになる冬は、水やりの頻度を控えめにします。観葉植物の水やりは基本「土が乾いてから鉢底から溢れるくらいたっぷりと」ですが、冬の場合は乾いてから2〜3日くらい経ってから水やりをします。朝晩は気温が低いので暖かい日の昼間に水やりをしてあげれば喜びます。
早朝や夕方など気温が低い時間では水も冷たく、土が冷え根がツライ思いをします。あと、冬の水道水って冷たいですよね。なので常温くらいのお水を与えるのがよいですよ。過保護かもしれませんが、私は冷たい水に少しお湯を足して水をあげています。
それから受け皿に溜まった水を捨てるのをお忘れなく要注意です。小さな鉢でしたらキッチンのシンクで水やりをし、油切りのバットで水を切ってやると楽ちんです。
※補足:秋冬は室内で暖房を入れるため気温が下がらず、春夏と生長スピードが変わらないこともあります。その場合は、普段と同じ間隔でも問題ありません。ただし、水やり後に空調を止めて外出する場合などはお気を付けくださいね。

■葉水で乾燥対策を

冬の室内で気をつけたいのが空気の乾燥です。冬場は気温が低くなるため、観葉植物の葉っぱが乾燥しやすいです。そこで、毎日でも行いたいのが霧吹きを使って葉水をすること。
葉の湿度を保ってくれますし、葉の表面のホコリの付着の防止にもなり光合成がおこないやすくなります。害虫予防にもつながりますし定期的に行ってくださいね。霧吹きの際は葉の裏にも意識的にかけつつ、虫がついてないかなどのチェックを同時に行うと尚良しです。

■置き場所で気を付けたいこと

冬は日照時間が短く、日差しも弱くなります。生長が緩やかな時期とはいえ、冬場でも日光がやっぱり大事、むしろ冬場だからこそ。ですから昼間の暖かい時間は窓辺でたっぷりと日に当ててください。気を付けたいのが、真冬の窓辺付近はとても寒いもの。特に夜間や就寝前には窓辺から少し離して置くか、移動させることをおすすめします。これからの年末年始、ご旅行や帰省などの外出時には空調を切ってお出かけになるかと思います。そのため室温も下がった状態が続くので心配になりますよね。その際はいっそのこと窓から離し、部屋の中央に置いてください。土や根を冷やさないために鉢をダンボールや発泡スチロールなどに入れてあげるのも得策です。


以上、簡単なご紹介でしたが、ご参考になれば幸いです。お気に入りの観葉植物がダメにならないか心配なもの。一番のお世話は『観察』です。毎日、観察していると何らかのサインに気付くようになります。元気がない?新芽が出てきた!調子悪かった子が回復してきている!!などなど。
植物たちは私たちが思っているより賢く強い生き物です。振り回されているのは人のほうかもしれませんね。