23.06.02
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湿気対策で梅雨を快適に

いよいよ6月に入り梅雨入りのシーズンを迎えました。毎年のこととはいえ、まとわりつくような湿気に髪もまとまらず…憂鬱な気分になるsource storeのMです。
気象庁発表の季節予報を参考に見てみると、今年の6月の降水量は平年並みで7月は多い傾向、気温は8月まで高めに推移するとの予想となっていました。梅雨の期間を少しでも快適に過ごすため、本格的な長雨となる前にお部屋の湿気対策考えたいですね。

■湿気はどうして溜まる?


梅雨になると雨の日が多くなり、湿度の高いじめじめとした日が続きます。梅雨明けになると日差しと共に気温も上昇しますが、日本の夏は湿度が高いため、晴れた日でも蒸し暑く、非常に不快に感じます。 空気は一般的に温度が高いほどたくさんの水蒸気を含むことができるので、家の中でも高温の場所は湿度も高くなりやすく、空気の流れが停滞している家具の裏やクローゼットの中など湿気がたまりやすい傾向にあります。洗濯や炊事、お風呂など生活する上での水まわりも当然湿気は発生しています。

冷たい水を注ぐとコップの外側が曇って水滴が付きますが、同じように温度差があれば壁の表面や壁内にも結露が発生します。特に雨の多い梅雨の時期は空気中の水蒸気量が多くなります。その空気が室内に入り、天井裏や押し入れの奥などの低温部分に触れると結露を生じさせてしまうのです。

結露といえば一般的に冬場をイメージしがちですが、梅雨時期はカビやダニの発生を招くなど人体にも影響を及ぼしかねないため、特に注意が必要です。面倒ではありますが結露が発生した場合はこまめにふき取りましょう。

 

 

■手軽にできる湿気対策


”部屋干しには家電の力を!”

梅雨時期に一番困るのがお洗濯ではないでしょうか。雨が続くため、洗濯物はどうしても部屋干しに。モラクセラ菌による部屋干し独特のにおいも気になるところですが、お部屋の湿度が一気に上昇して、やっかいな結露の原因になってしまうのも困りものです。

洗濯物と洗濯物の間に一定の間隔を空けて空気の通り道をつくり、水分を蒸発しやすくすることで、乾きやすくさせるというテクニックがありますが、湿度の高いこの時期はまったく追いつかず、家電の力を借りるなどの工夫が必要です。換気扇をまわした浴室に突っ張り棒を設置して洗濯物を干したり、エアコンのランドリー(衣類乾燥)機能に、さらにサーキュレーターの風を併用したりすることで、少しでも早く洗濯物を乾かすことができます。

※モラクセラ菌:洗濯物を部屋干した際などに生じやすい、ぞうきんのような臭いの原因菌
 

浴室も湿度の高い空間です。換気扇は当たり前ですが、湯船のお湯は残しておくと湿気の原因となってしまうので使い終わったら、なるべく早く捨てるようにしておきたいですね。リビングなどは除湿器の活用がおすすめです。

”下駄箱にも一工夫”

雨が多い季節はどうしても玄関周りに湿気がこもりがちです。雨の日に履いた靴にしみ込んだ水分がなかなか乾かず、臭いも気になるように…。しかも湿気を含んだまま放っておくと、せっかくのお気に入りの靴も傷んでしまいます。

そんな時は除湿と消臭の効果があるコーヒーや紅茶などの出し殻を乾燥させてシューズボックスに入れておくのはいかがでしょうか。ただし短時間でシューズボックス内の水分を含んでしまうため、1~2日での取り替えがおすすめです。同じように除湿効果の高い重曹を置いておくのもおすすめです。使い勝手を良くするため、不織布の小袋やストッキングを再利用して、ポプリのようにして置いておくと、靴の出し入れ時にもこぼれる心配がなく便利です。
また、靴の湿気がひどい時は棚板上に新聞紙を敷いて、直接棚板に置かないのも効果的です。

 

※参考商品(画像左):ローキャビネット 084 PURO

”空気の通り道をつくる”

壁をふさいでしまう大型家具は壁との間に3~5㎝の隙間を空けることで空気が通り、湿気やカビ予防になります。また本棚やワードローブなどの収納家具は、一杯に物を収納せず、余裕のある収納で充分な隙間をもたせ、空気の流れが確保できるようにすることが大切です。
特に木製の家具は特性として呼吸をしているため、湿度の高い密接した空間では通気性の悪さからカビの発生を促すだけでなく、家具自体の傷みの要因ともなるので気をつけたいですね。
 

※参考商品(画像左):ブックシェルフ 084 TOCCO
※参考商品(画像右上):サイドテーブル 077 TOCCO,オットマン 077 TOCCO
※参考商品(画像右下):デスク 084 TOCCO,チェスト&ボード 168 TOCCO,アームチェア Y HOPE

”寝室も見落とさず”

人が寝ている間にかく汗の量は、成人の大人で一晩にコップ1~1.5杯分と言われています。そのため寝室や寝具も湿気がたまりやすくなります。寝室は定期的に換気を行ったり、寝具下へのすのこの活用がおすすめです。寝具も梅雨の晴れ間にしっかりと干したいところですが、無理な場合はドライ機能のある布団クリーナーなどが強い味方になってくれます。

※参考商品(画像上,右下):ベッドフレーム クイーン SALA

”窓まわりに注意”

source storeでは家具と一緒に癒やしを与えたり、空気を清浄したりする効果があるおしゃれなインドアグリーンも多数おすすめしているのですが、梅雨のこの時期は置き場所に注意が必要です。植物は呼吸をするため、水分を空気中に放出します。 そのため、窓まわりに置くと湿度が上昇してしまうため、結露しやすくなってしまいます。結露やカビの発生を防ぐためにも窓から少し離して置き、晴れ間のある日に、日に当ててあげるのが良いかも知れません。


 


雨の日が続き、ジメジメとした空気が気分もさげてしまう「梅雨」
体調も優れなくなり、一年の中で梅雨時期が一番苦手という方も少なくないかと思います。梅雨の間、少しでも快適に過ごすため、是非できるところから湿気対策を取り入れてみてください。紫陽花が咲くきれいな季節でもあります。雨の日の散歩に出掛けてみることも、快適な梅雨の過ごし方につながるかも知れませんね。