21.10.05
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秋の夜長のプレイリスト

こんにちは、source storeのmacoです。10月に入りましたね。1年は本当に早い…
ところで皆さんは、「秋の夜長」をどうお過ごしですか?
秋の夜長とは、秋になって日照時間が短くなり、夜の時間が長くなることを言います。具体的には、秋分の日〜立冬までを指すことが多いそう。冬の方が長そう?と思うところですが、夏の暑さが過ぎ去り夜が過ごしやすい季節になったことを賞賛するプラスの思いが込められた言葉とのこと。

ということで今回は、そんな秋の夜にお部屋でのんびり過ごすのにぴったりなBGM、おすすめの音楽をご紹介していきたいと思います。この季節はこちらのブログや特集などで、「読書」をテーマにコーディネートやアイテムをピックアップしてきました。そちらも参考にしていただきながら、音楽もインテリアの一部として取り入れてみて、存分に秋のお家時間を楽しんでみませんか?

■2021.09.06「本に囲まれた暮らし」 を読む
■2021.09.24「PUROと過ごす読書タイム」 を読む
■COORDINATE「心ゆくまで読書を楽しむ」 を見る

 


EVISBEATS,PUNCH&MIGHTY
「夜風に吹かれて」

EVISBEATS(エビスビーツ)は、奈良県出身のトラックメーカー。MCとしてはAMIDA(アミダ)という名で活動しています。PUNCH&MIGHTYとのこの曲は、哀愁を帯びたメランコリックなメロディーに、EVISBEATSの歌うようなフローが重なり奏でられるハーモニーがなんとも心地良い。切なくもポジティブな歌詞が胸に刺さるミッドテンポ・チューンで、お部屋で聴くというよりは、夜のドライブなんかにも合いそうですね。

 

KID FRESINO「Rondo」

KID FRESINO(キッドフレシノ)は、1993年生まれの日本のラッパー・DJ・トラックメーカー。ニューヨークを拠点として楽曲制作をしていた時期もあり、ヒップホップというややギークなジャンルに身を置くミュージシャンでありながらも、近年はシンガーソングライターや俳優とのコラボレーション、国内外でのライブやDJ、CM楽曲制作などその活動は多岐に渡ります。この曲のMVは、「コロナが収束した世界線」を表現したもの。彼はストレートに伝わる芯のある声質で、畳み掛けるようなラップが印象的なのですが、この曲に関してはメロディーラインに優しく寄り添うようなフロウで、ヒップホップに馴染みのない方でも聴きやすいと思います。

 

DYGL「Sink」

DYGL(デイグロー)は2012年に日本で結成されました。パンデミック以前はアメリカやイギリスに滞在しながら活動していた経験もある、全編英詞のギターロックバンドです。良い意味で日本人らしくない声と、60年代〜80年代のUKインディーズのような多少荒削りなサウンドに乗せた日常への不安、希望、時代の変化への叙情的な歌詞で、国内外問わずその音楽性に魅了されたファンも多い彼ら。(私もその一人です。)
まさにこのSinkという曲はゆったりとしたテンポの中、なかなか身動きが取れないことへの無力さや虚無感など、この時代において誰もが持っているであろう混沌とした感情をレペゼンしているような、そんな曲です。

 

折坂悠太「光」

鳥取県出身、1989年生まれのシンガーソングライター。幼少期をロシアやイランで過ごし、2013年よりギター弾き語りでライブ活動を始めました。独特な深みのある歌唱力と、文学的な言葉のチョイス、ブルーズ、民族音楽、ジャズなどにも通じたセンスを持ち合わせながら、それをポップスとして消化した稀有なシンガーです。ストリングスや管楽器、ピアノを取り入れた合奏(バンド)形式でのライブは圧巻です。この「光」という曲は「平成」というアルバムの最後を飾る曲なのですが、過ぎていく時代への慈しみや焦燥感のようなものが力強く、どこか儚げに表現された美しい曲です。

 

寺尾紗穂「北へ向かう」

東京出身、1981年生まれのシンガーソングライター、エッセイスト。温かくほっこりとしているようで、曲に描かれた情景がはっきりと目に浮かぶような歌声で一気にその世界観へ引き込む魅力を持つ彼女。この「北へ向かう」は、音楽家・翻訳家であった彼女の父が亡くなりその葬儀の日に書き上げられたと言われています。〈僕らは出会いそしてまた別れる〉〈日々生まれてゆく新しい愛の歌が/あなたにも聞こえますように〉という歌詞から、誰もが経験する出会いと別れ、ふとした時に思い返す大切な人への何気ない感情を切り取った1曲です。

 

Yogee New Waves「Climax Night」 

Yogee New Waves(ヨギーニューウェーブス)は2013年に東京で結成された4人組ロックバンド。はっぴいえんど、山下達郎、松任谷由実、サニーデイサービスなどの奏でてきた80〜90年代日本のポップミュージックを進化させた音楽を発信し続け、東京を中心にファッションやカルチャーシーンにおいても活躍しています。この「Climax Night」は彼らのアンセムと言っても過言ではなく、バンドが注目されるきっかけとなった曲。都会で生きる若者たちの心情を吐露したような、または逆に誰もが抱えているであろう行き場のない想いを受け止めてくれるような不思議な抱擁感があります。ショートフィルムのような雰囲気のMVと共に、気持ちを落ち着けたい夜におすすめです。

 


今回ここでは邦楽を中心にピックアップしましたが、この他洋楽含め、ご紹介しきれなかった曲を複数まとめたプレイリストをSpotifyにて公開しています。
こちらのリンクよりフォローできます。
→Spotify playlist「source autumn tracks」

今のところトータル1時間半ほどあり、どれもメロウで落ち着いた曲調のものばかりです。今後も冬にかけて更新して行きますので、曲はまだ増える可能性もあります(笑)。秋の夜長に、夜のドライブに、家族のだんらんの時間など、ゆったりとした時間のお供にぜひ聴いてみてください。

リモートワークにおすすめの音楽のご紹介はこちら
■2021.05.14「音楽もインテリアのひとつ?」を読む